私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月 アメリカインディアナ州に移住

アメリカで婦人科検診

乳がんを患って以来、子宮がん検査も一年に一回受けています。

日本への一時帰国の際に今年の分を受けるつもりだったのですが、
例の肝臓の問題で時間が無く、
こちらのオンコロジーの先生からも、検査を受けて結果を持って来るように口うるさく言われるので、
覚悟を決めてアメリカで受けることにしました。

今週初めに検査を受けて来て、今は結果待ちです。

アメリカでの検査は日本で受けるのと勝手が違い、驚くこともあったので、
記事にしたいと思います。

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検査を受ける前に、二度の受診が必要でした。

一度目は採血の為の受診。

二度目は採血の結果を聞くことと、自身と家族の病歴、その他情報を元に医師とコミュニケーション。
また、その日に子宮がん検査の予約を取りました。

血液検査の結果、血中ビタミンDの数値が極端に低く、
「早急に対処をしましょう。」
という事で、ビタミンD剤の処方を受けました。
1錠を週一で飲みます。
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そして、子宮がん検査の当日。
日本での検査とは随分違っていて戸惑いました。

まず、服を全部(!)脱いで、紙製の短いガウンみたいな服に着替えるように言われました。

子宮がん検査に、上も全部脱ぐ?
「全部?ですか?」
と聞き直し、耳を疑いましたがやはりその通りで、
言われる通りにすっぽんぽんになって紙一枚を羽織り、待ちます。

そして先生と看護師さんが入ってきて検査が始まり、
服を全部脱いだ理由がわかりました。

子宮がん検査に限らず、婦人科全般の検診です。
頭から足の先までチェックします。
乳がんの簡単な触診もありました。

ベッドも、日本で子宮がん検査を受ける時のような
カーテンの付いた内診用のリクライニングベットではなく、
一般診察室にあるごく普通のベッドで、それにリクライニング機能の付いたものです。
ベッドに寝転んだ状態のまま、全身の触診の流れで子宮がん検査も始まりました。

カーテンなど仕切り何ひとつ無いです。

私は女医さんによる検査でした。
頭側には女の看護師さんがずっと付いていました。

多分、検査方法は日本と同じだと思うのですが、
やたらと検査時間が長く、日本ではほとんど感じたことのなかった痛みも若干ありました。
それに、何と、出血が!
日本では一度も頸がん検査で出血したことなんて無かったのに、かなり驚きました。
先生は特に気に留めた様子もなく、
「少し出血してるからねー。」
と言うのみでした。

結局、丸一日、少量とは言えないそこそこな出血が続き、
これには相当不安を覚えました。
しかし、翌日には止まりました。

結果が出たら電話してくれるとのことですが、
1週間経ちますが、未だです。

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以上がアメリカでの婦人科検診です。

いろいろありましたが、
正直、アメリカでの子宮がん検査の雰囲気の方が私には合っていると思いました。
理由は、先生も患者も検査にそれほど抵抗を感じていない感があり、
検査中にサラッとデリケートな話をしたり、
逆にカーテンなど無い方が場が和み、終始構えることがない感じだったからです。
今回だけたまたまだったのかもしれませんが、
非常に和やかな雰囲気でした。

アメリカでの子宮がん検査の受診率は、日本と比べて非常に高いそうです。
医師と看護師さんとの雑談で、

「婦人科検診は何度受けても慣れません。」

と言うと、

「私は歯医者か婦人科検診、どっち取ると聞かれたら、婦人科検診の方を取るね。あなたはどう(看護師さんに向けて)?」

「私も同じ。」

と言うから少し驚きました。
しかも、この方々の婦人科医は男性だとか。

日本とアメリカ、生活の色々な場面で違っていて面白いですが、
今回、また新たな発見でした(^^)v