私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月 アメリカインディアナ州に移住

英単語ワンポイントレッスン

通っている英語教室で最近話題になったトピックから、2点ほどここで共有したいと思います。

題して、英単語ワンポイントレッスン。

まず1点目は、日本でも盛んに行われている『フリーマーケット』。

私は社会人になるまで、『フリーマーケット』は
"free market"と綴るものだと思っていました。
あることがきっかけで間違いに気付くのですが、
おそらく多くの方が"free market"と思い込んでいるのではないでしょうか。

正しくは、"flea market"と綴ります。

これは、日本語の『蚤(のみ)の市』と言えばすっと納得がいくものです。
fleaは、あの喰われると痒い蚤(のみ)です。
蚤が湧いたような汚いとか、
見すぼらしいという意味で捉えられているようです。

因みに、"free market"は、経済用語の自由市場のことで、このフリマとはなんの関係もない用語です。

2点目は、"Emoji"、そう、絵文字です。
絵文字は世界中で使用されています。
言語としても、英語で"Emoji"といい、Emoji pillowなど商品も出回っています↓
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2015年には、オックスフォード辞書の流行語大賞に選ばれています。
選ばれたのは、このし嬉し泣きの絵文字。
😂

みなさんお分かりの通り、
このEmojiという言葉は日本初です。

絵文字は1999年に日本で使用され始め、
当初は数種類の顔と天気のアイコンとその他諸々、
それほど種類は多くありませんでした。
それが今では数え切れない数のアイコンが追加され、
絵文字が一種の言語と言っても過言ではありません。

授業でこの話を聞き、日本初というところに誇り高く背筋が伸びました。

ということで、絵文字は英語でもEmojiです。

Emojiは日本初ということで、
Sushi symbol(寿司アイコン)は数多いアイコンの中でトップに立つみたいですよ。

娘の専門医のもとへ

上の子は5歳の時に大病にかかり、
その病気の特殊性と再発の可能性からアメリカでもいざという時の病院と主治医を持つ必要があります。
aHUSという病気です。

こちらに引っ越してくる前、
日本の主治医から丁寧に紹介状を書いてもらい、
引っ越してすぐに、プライマリードクターに専門医を紹介してもらうようにお願いし、
上の子も必要な採血を済ませ、
プライマリードクターからの連絡を待っていたのですが、
医者の怠慢により
(話せば長くなるのですが、本当なんです。これぞ怠慢です!)
半年以上経った今、やっと専門医に会うことができました。

CarmelにあるRiley children's hospitalで、
医師は血液専門の若い美しい女医さんでした。
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発病時の治療やその後の経過などを20分くらい話して、
いざという時、腎臓専門医と連携を取って対応できるということで、
安心して帰路につきました。

今日行ったのはIndiana University Health North HospitalにあるRileyの分室で、
Indyダウンタウンに本室があるらしいのですが、
この分室、ホテルみたいでとても綺麗な建物でした。
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いざという時の行き先は解り安心しましたが、
もちろん、いざという時なんてないことに越したことありません。
これまで元気でいられることに感謝です。

サマータイムが始まりました

昨夜、就寝前にすべての時計を1時間進めました。

今日からサマータイムです。
2017年11月5日まで続きます。

今までは午後7時前まで明るかったので、
今日からは午後8時前まで明るいことになります。
夕方時間を有効に使えるので好きです。

というわけで、
今日から日本との時差は13時間。
今こちらは日曜日の午前10時、日本は日曜日の午後11時ですね。

よろしくお願いします。

日本の駄菓子、大人気

日本の駄菓子を学校の先生、ピアノの先生、英語教室の皆、そのほかお友達に食べてもらいました。
みんな私が期待していた以上に喜び、全部美味しいと言ってくれています。

詰め合わせにして、
お菓子の説明書を写真付きで作り添付しました。
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写真の横に説明を書いて。

これ以外に、私の好みで白い恋人とマルセイバターサンドも数人に味わってもらいました。

特に美味しいと言ってくれたのは、
『柿の種 辛子明太子味』
『白い恋人』
でした。
抹茶が好きと言ってくれた人も多かったです。
また、キットカットは何十種類も味があるというと
驚いていました。
こっちはミルクチョコ味のみです。

ものすごく嬉しいですね。

Who was Rosa Park?

ブックレポートが続きますがお付き合いのほどお願いします。

次に読んだ本は、
"Who was Rosa Park?"
by Yona Zeldis McDonough
です。

Who was ...?シリーズでは、
数え切れないほどの人物の伝記が
子ども向けに易しい英語で書かれています。
難しくないのでさらっと読めて、しかも歴史のいい勉強になります。

上の子は授業で読みました。

Rosa Parkは、アフリカンアメリカンの公民権を得るために闘った勇敢な女性です。
Rosa Parksは、バスの中で白人優先座席に座り、
バスが混雑してきた時に白人に座席を譲るように命令されましたが、それを拒否しました。
たかがバスの座席と思いがちですが、
この当時、アフリカンアメリカンに対する最大の人種差別の実態です。

Rosa Parkのこの勇敢な行為と、その後のボイコットをきっかけに、
白人優先座席というバスの座席のルールが撤廃されます。

有名なMartin Luther King Jr.など、公民権運動に貢献した有名人は他にもいます。
授業でこういう歴史をきっちり教えてくれるので、
子ども達も歴史的人物に明るくなりそうです。

James and the Giant Peach

今回読んだ本は、
"James and the Giant Peach"
by Ronald Dahl
です。

この本は子ども向けフィクションで、映画にもなっているようです。

内容は、
4歳のJames は不良の事故で両親を亡くし、
邪悪で非情な2人のおばさんと一緒に、高い丘に立つ不気味な家に住むことになりました。
おばさん等から酷い仕打ちを毎日受けて心も体もボロボロになっていたところ、
魔法使いのおじさんから貰った宝石のような石。
この石には強い魔力が秘められていて、この石を飲み込んだ者は幸運が訪れるとのこと。
おじさんはJamesにそれを飲むように言いました。
ところがJamesはこの石を桃の木のある庭にこぼしてしまうのです。
石はあっという間に土の中に吸い込まれてなくなりました。

するとどうでしょう、
一度も実をつけたことのなかった桃の木に桃の実がなり、
おばさんやJamesの目の前でグングン大きくなるのです。
小さな家ほどの大きさになってようやく成長は止まり、
意地汚いおばさん等は、このジャイアントピーチを見せ物にして金儲けをしようと企んで、
ジャイアントピーチを見ようとやってきた村人達から、見物料を取リます。

その夜、James はおばさん等から外の掃除をしろと追い出されて庭を歩いていたところ、
ジャイアントピーチの表面にトンネルを見つけました。
ピーチの中心部につながるトンネルで、Jamesはグングン中に入っていきます。

すると、ちょうど中心部のタネの部分にドアがあり、
そのドアを開けると、これまたジャイアントな生き物が住んでいました。

ムカデ、バッタ、てんとう虫、蜘蛛、ミミズ、蛍、蚕…

どれもJamesと同じくらいの体のサイズで、
もちろん、Jamesは恐ろしくて逃げ出したくなりましたが、
話をするうちに、虫達はとても優しく、あっという間に友達になりました。

彼らはある計画をうちだします。
それは、ピーチごと丘を転がり、おばさん等とこの不気味な丘から逃げ出すことです。

ピーチの茎を木から切り離しゴロゴロと転がりはじめ、Jamesと虫達の冒険が始まりました。

まず、意地悪なおばさん等は、転がるピーチの下敷きになって命絶ってしまいます。
家の庭のフェンスをぶち破って街まで転がり、
海に落ち、
サメに襲われ、
サメから逃げるためにカモメを捕まえて空を飛び、
仲間のムカデがピーチから滑り落ちるがなんとか救出し、
雲の上まで飛び、
クラウドマンに攻撃され…。
とにかくいろいろなトラブルに見舞われますが、
その都度Jamesの素晴らしいアイデアで危機を脱します。

最後、カモメに率いられたジャイアントピーチと仲間達はニューヨークまで辿り着き、
その地で幸せに暮らすのです。

ジャイアントピーチでの冒険の中で、
現実の世界では起こりえないことが次々と起こるので、
文字で読んだものを頭の中でビジュアライズするのに必死でした。
虫嫌いな私には、まずジャイアントな虫達を頭に描くだけで実に気持ち悪いものでした。
でも、読み終わった後ハッと我に返るほど、
読んでいる最中は完全に現実から離れた世界に入り込んでいたことに気付きました。
現実逃避にはもってこいの本です。

映画は…
観たくないなー。
虫達がどのように描かれているのか考えるだけで気持ち悪い…。

Henry Reed Inc.

今回読んだ本は、
"Henry Reed Inc." by Keith Robertson
です。
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この小説は、Henry Reedシリーズとして数冊出ている中で一番初めに書かれた本です。

夏休みを利用して、13歳のHenryは、
住んでいるイタリア・ナポリから、
叔父、叔母が住むアメリカ・ニュージャージーに遊びに来ます。

何と彼は、その2ヶ月弱の間に自分で小さなビジネスを起こしました。

ビジネスの内容は、
土を掘ってミミズを集めて売ったり、
亀を捕まえて甲羅に美しくペイントして売ったり、
ウサギを繁殖させて売ったり、
骨董品を掘り起こして売ったり、
オイルを掘り当てて売ったり(天然オイルだったら億万長者になれたのですが、実際はオイルタンクに残っていた使いさしのオイルだった…)、
手作り気球を飛ばして名を売ったりというもの。

夏休みが終わる頃には、$40ほど売り上げました。

Henryは、アメリカに来てから知り合った女の子のMidgeと、
迷い犬として拾ったビークル犬Agonyと、
叔父さん叔母さん、
Midgeの両親、
近所の人々、
皆をうまーく巻き込み、
機転を利かせながら、ビジネス力を発揮します。

13歳とは思えない発想力、交渉力、直感力、行動力、
そして、お金を生み出す力に感動しました。
きっとこういう力が、高校生起業家とかを生み出すんだろうなと思いました。

こういう本を読んでいると、
我が子にも早いうちから親が間に入って
ビジネスに触れる機会はどんどん与える方が、
いざ、子ども自身が成長して社会に出て行く時に、
のうのうと生きて来た子ども世界と、
苦労してお金を稼ぐ世界のギャップの溝に深くはまらなくても済むのかな、と思ったりもします。