私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月 アメリカインディアナ州に移住

アメリカの田舎から見た日本

ここアメリカ インディアナ州で、日本がどの程度知られているのか
悲しい現実をお話しします。

もちろん、大都市に行けば事情は違います。
あくまで外国の情報が入って来にくい田舎でのことです。
また、人によっては詳しい方も一握りですがいることはいます。

日本は小さいです。
国の面積は勿論のこと、なんていうか…
あまり知られていないんですよね。
インパクト、存在感が薄いというか。

その点、中国は大きいです。
国も大きいですが存在感も大きいです。

いくら日本のほうが
テクノロジーが、食文化が、ビジネスが発展していようとも
中国に完全に飲み込まれています。
日本は中国の一部とでも思われている気がします。

身近な生活の場面として、まず食と文化と言葉についてよくショックを受けます。

レストランに行っても、日本食に特化した日本食専門店というところは少なく、
中国料理やタイ料理などアジア料理を集結させたレストランが多いのですが、
何も知らないアメリカ人はもはやどれが中国料理でどれが日本料理かわかっていません。
むしろはっきり区別しようとも思ってなさそう。
日本料理でも中国料理でも美味しいからいいや、みたいな。
味噌汁と寿司くらいかな、正しく日本食だと把握されているのは。

日本の味が正しく再現されていないのは仕方ないと思います。
日本のイタリア料理やフランス料理などもそうですが、
その国の人の好みの味に少し変化を加えることは必要だと思いますので。
ただ、他の国の料理を日本食だとか、いい加減な解釈はしないでほしいところです。

言葉も、
「何語喋るの?中国語?」
と聞かれます。
「日本語よ。」
と言うと、
「日本語は中国語と似てるんでしょ。中国語も喋れるの?」
とさらに聞かれます。

文化も、正月は中国と同じで旧正月のお祝いをするのか?とか、
日本のお皿には竜の絵が描いてあるものが多いのか?とか、
子どものお友達が、
「日本だよ。」といってくれたお人形が中国の衣装を着たもの、とか…。

完全に中国と混同されていますね。
決して中国をディスっているわけではありません。
ただ、日本人として悲しいじゃありませんか。
私のような大人は悲しいだけで日本人としてのアイデンティティの崩壊は全くありませんが、
子どもには危険ですよね。
そう思います。

そこで私は、
アメリカ人に解釈を任せると非常に危険だということに気づきました。

私が直接教えてやる!
先ずは小学校と主人の会社とピアノの先生の研究棟。
美味しいもの、綺麗なもの、ハイテクなもの、言葉、行事、
何でも紹介します。
少しずつ。

早速、3月のひな祭り。
何ができるか考え中…。