私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月 アメリカインディアナ州に移住

乳がん 〜私の思い

只今、AM3:00。
寝られないのでこんな時間に更新です。

最近、乳がんが話題になることが多いですね。
病気で人は多いに変わります。
失うもの以上に得るものが大きいからです。

私自身が乳がんと診断を受けたのが今から5年8ヶ月前。
今でも半年に一度は全身のCT検査を受け、2ヶ月に一度は血液検査を受け、
結果を聞くたびに再発の恐怖と闘っています。
はじめの頃、死を意識することのない生活が当たり前だった頃、
私の人生なぜこんなに険しい道に入り込んでしまったのか、
絶望感と悔しさで自分はなんて不幸なんだろうと考えました。

今、5年8ヶ月の時を経て、同病で闘う人と知り合い、再発の恐怖と向き合うことを繰り返す中、
どの様に生きどの様に死を迎えたいのかを考え、毎日を過ごしています。
そしてこのことを考える機会が与えられてから、確実に怖いものが減りました。

最近思うことは、「私の人生、色々ある」のではなく、
「色々なことが私の人生を作っている」ということ。
だから、今この時も、私の人生の一部を積み上げているのだと。
人生は積み重ね。
そして人は日に日に死に向かっています。
それを意識し、何が起こっても自分の人生なんだから自分らしく生きるんだと、
そしていい人生だったなと思いたい。

持病があるのが私。
検査結果を聞くたびにドキドキして生きたここちがしないのが私。
体調の良し悪しに波があるのが私。
これが私の人生。
アメリカに来ることになったのも私の人生。
病気を抱えて異国の地で住むことになるとは、不安でいっぱいです。
でも、端から見たら気の毒な境遇でも、自分自身がこんなものだと受け入れる。
これが私の人生。そこで咲くしかない。
どんな場所でも花咲かせることができる人になりたいです。

そして幸せとは、なるものでも見つけるものでもなく感じるもの、
今あるものをどう感じるか、受け入れてそれを幸せと感じることができる人になりたいです。

このブログのタイトルもこういう思いからつけました。

とは言いつつ、私は神様ではないしまだまだ強くもなく、
理想通りに毎日を過ごすにはまだまだ修行が足りません…。
毎日を上手く行かないとイライラし、体調悪いと不安になり…。

理想と現実が程遠いのも私なのかな。