私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月 アメリカインディアナ州に移住

将来を見据えた教育

先週は、『College Go Week』でした。

学校を通して、毎年この時期に様々なイベントがあります。

今年は、
近隣にどんな大学があるか、またどんなことを勉強できるのか教えてもらったり、
実際に大学に行ったり、
施設を訪問して職業体験をしたりしたようです。

高校以上の教育のことを,
日本語では中等後教育、英語ではPost-secondary educationと言い、
大学、短期大学、職業訓練校などがあります。

インディアナ州で言えば、現時点で約3分の2の職業には、中等後教育が必須です。
ロボットなどが人間に取って代わるようになる10年後、20年後は、
さらに厳しくなります。

大学に行くか、職業訓練校に行くかはそれぞれですが、
大事なことは、高校卒業後、進学すること、
そして何か技術を身につけるために勉強すること。
そのためにはビジョンを持つこと。
将来就きたい職業を少しでも早く見つけて準備をすること。

また、中等後教育を受けるために、
今、勉強すること。
もうすでに始まっています。

こういった事実を親自身も意識する、
そんな『College Go Week』でもあります。

小学校低〜中学年の子たちは何のために勉強しているのか、そこまで考えていません。
しかし、早過ぎることはないので、
この話題で盛り上がっている今、
家庭でも、大学などで学習する事の大切さと目的、
そのためには今この時の学習が大切なことを親が話をするべきです。

我が家でも毎日のようにうるさく言うので
間違いなく鬱陶しいと思っているでしょうが、
子も親も後悔することだけは避けたいです。

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因みに、アメリカで、
将来食べていける仕事に就くために特に力を入れろと言われているのが、
mathとcritical thinkingとreadingです。

mathの重要性は日本でも同じように言われている通りで、
全ての職業において、何らかの形でmathを使います。
問題集で問題を解くだけでなく、
日常生活のありとあらゆる場面でmathの学習は出来ます。

また、readingに関して、
アメリカでの取り組みには眼を見張るものがあります。
担任の先生が生徒各々にどのレベルの本を何冊読むかのゴールを設定し、
そのゴールを満たすためには、最低でも毎日20分の読書時間が必須です。
学校の図書室からの本以外に、
3週間に1回、市立図書館から大量に本を借りてきてコツコツ読んでいます。
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職業は、
・Science, Technilogy, Engineering & Math(エンジニア)
・IT(情報技術)
・Education(教育)
・Health Science(医療)
・Manufacturing(製造業)
に分類されています。

上の子はHealth Scienceに興味があり、
下の子はまだよくわからないですが、パイロットなどの飛行技術を学びたい(aviation)らしいです。
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