私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月 アメリカインディアナ州に移住

硬水から軟水へ Water Softner

『水が合わないと』いう慣用句はよく言ったものです。
水が日常生活で意味する所はとても大きく、
外国に行けば水が違うと言われますが、
アメリカの水と日本の水との違いは至る所で感じます。

インディアナ州ではいわゆる硬水と呼ばれる水です。
硬水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでいて、
あらゆるところに影響を及ぼします。

飲み水としては飲みにくい、
石鹸が泡立たない、
石鹸カスが残り、シンクやバスタブにシミが付く、
泡立たないのでボディソープやシャンプーや洗濯用洗剤などの減りが早い、
汚れも落ちにくい、
一番厄介なのが、長年硬水を使用し続けていると
排水パイプにミネラルが固まり詰まってしまうことなどです。

その解決法としては、硬水を軟水に変える機械、
Water Softner(ウォーターソフナー)を取り付ける事です。

インディアナ州ではほとんどの家が付けているようです。
私たちの家は、以前ゲストハウスとして使われていただけで継続して住まれていなかったため、
Water Softner は付いていませんでした。
Water Softnerの必要性は大きく、セントラルヒーティングの修理よりも優先して、
早速、8月上旬に友人の配管工に頼んで取り付けてもらいました。

この様な機械です。

中にWater Softner用の塩を入れます。

まず、水が機械を通ります。
そして、機械によって硬水の中のマグネシウムやカルシウムイオンが取り除かれます。
取り除かれたこれらのイオンの代わりに塩イオンで埋めるのです。

こういうわけで、この過程で軟らかくした水は微量の塩分を含みますが、
持病などで極度の塩分制限を受けている人以外は全く問題ない程度です。

取り付けから2週間程で、違いがはっきりしてきました。
水の味、ソープの泡立ちなど…。
また、硬水の時は機械の故障を懸念して使用出来なかった、
食洗機や冷蔵庫のウォーターサーバーも稼動し始めました。

このWater Softnerで、生活の質がグッと上がった気がします。

因みにこのWater Softnerは安いものではなく、
機械は1,000ドル程(約10万円)、
取り付けも2万円程かかります。
でも、一度付けると一生ものです。
あと、塩は1ヶ月に1回の頻度で補充が必要です。
一袋6〜7ドル程です。