私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月 アメリカインディアナ州に移住

"HANK ZIPZER" Niagara Falls, or Does It?

"今回読んだ本は、
HANK ZIPZER" Niagara Falls, or Does It?
by Henry Winkler & Lin Oliver
です。
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HANK ZIPZERシリーズでたくさん出ている中のひとつで、
著者自身をモデルとした小学生を主人公にしたストーリーです。
上の子のリーディングの教材として読み、易しい英語で読み易かったです。

はっきり診断された訳ではないが読み書き障害を持つ主人公、Hankは、学業に苦戦しながらも素敵な友達や家族に助けられながら学校生活を送ります。本の中で起こるドラマは著者自身の経験をベースに書かれています。つまり、著者自身が読み書き障害を持っていたということでしょうか。

Hankは知識は幅広く豊富で、鋭い発想力を持ち、会話も上手く話し相手を魅了し、物作りも大の得意なのですが、
その知識や発想を文字にするとなると、
単語が文章が全て頭から抜けてしまうんです。

ですから、夏休みの感想文としてエッセイを書くという課題が出た時に、
Hankの勝手な判断で、旅行先のNiagara Fallsに関する作文を書く代わりに、
Niagara Fallsを工作して、模型として発表しました。

すごい発想力で素晴らしいNiagara Faold を作り上げたのですが、
ライティングの課題を工作で仕上げて良いわけもなく、
またNiagara Fallsを発表する際にトラブルが起きクラスを水浸しにしてこっ酷く叱られます。

しかし、彼の理解者、祖父と音楽の先生が
彼を勇気付け、彼の才能を認め、
彼の得意な分野で活躍するきっかけを作るのです。

それが彼とその友人が全て計画したマジックショーであり、そこで大成功を収め、その後の人生を力強く歩んでいくきっかけとなりました。

There are always many roads to Rome.
If one way didn't work, take another way...
(ローマに通じる道はたくさんある。ひとつがダメなら、別の道を行けばいい。)
みたいなことが書いてあり、その言葉がとても印象に残っています。