私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月 アメリカインディアナ州に移住

Henry Reed Inc.

今回読んだ本は、
"Henry Reed Inc." by Keith Robertson
です。
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この小説は、Henry Reedシリーズとして数冊出ている中で一番初めに書かれた本です。

夏休みを利用して、13歳のHenryは、
住んでいるイタリア・ナポリから、
叔父、叔母が住むアメリカ・ニュージャージーに遊びに来ます。

何と彼は、その2ヶ月弱の間に自分で小さなビジネスを起こしました。

ビジネスの内容は、
土を掘ってミミズを集めて売ったり、
亀を捕まえて甲羅に美しくペイントして売ったり、
ウサギを繁殖させて売ったり、
骨董品を掘り起こして売ったり、
オイルを掘り当てて売ったり(天然オイルだったら億万長者になれたのですが、実際はオイルタンクに残っていた使いさしのオイルだった…)、
手作り気球を飛ばして名を売ったりというもの。

夏休みが終わる頃には、$40ほど売り上げました。

Henryは、アメリカに来てから知り合った女の子のMidgeと、
迷い犬として拾ったビークル犬Agonyと、
叔父さん叔母さん、
Midgeの両親、
近所の人々、
皆をうまーく巻き込み、
機転を利かせながら、ビジネス力を発揮します。

13歳とは思えない発想力、交渉力、直感力、行動力、
そして、お金を生み出す力に感動しました。
きっとこういう力が、高校生起業家とかを生み出すんだろうなと思いました。

こういう本を読んでいると、
我が子にも早いうちから親が間に入って
ビジネスに触れる機会はどんどん与える方が、
いざ、子ども自身が成長して社会に出て行く時に、
のうのうと生きて来た子ども世界と、
苦労してお金を稼ぐ世界のギャップの溝に深くはまらなくても済むのかな、と思ったりもします。