私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月 アメリカインディアナ州に移住

The Million Dollar Shot

今回読んだ本は、
『The Million Dollar Shot』
by Dan Gutmanです。
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このお話は、貧しい母息子が億万長者になる夢を叶えるお話です。

主人公のEddieは、父親を亡くし母親と2人でトレーラハウスに住んでいます。
生活は苦しく、
その上、母親は長く勤めたFinkle Food Companyを解雇されてしまいます。
Finkle Food Companyは、
体に悪〜い添加物たっぷりのケーキを作っている会社です。

そんな中、母親が解雇されたFinkle Food Companyの企画で、
バスケットボールのフリースローを
一本勝負でゴール決めれば一億円もらえる、
というコンテストが開催されることになりました。
応募にはその会社をテーマとした詩を添える必要があり、
同じトレーラパークに住む親友のAnnieが書いた詩を添えて応募しました。

そうしたら、見事Eddieが当選し、
Annieが書いた詩ではあるがAnnieの同意を得て、
Annieの父親にコーチしてもらいながら
フリースローの猛練習をし、
周りの嫉妬や邪魔に精神的に押しつぶされそうになりながらも、
最終的に見事シュートを決めます。

一億円を手にしたEddieは、
そのお金でFinkle Food Companyを買収し、
解雇された人を再度雇い、
体にやさしいスナックを作っていく、
というもの。

小学校五年生が、
また、元々貧しいその子とその母親、
またその親友と親友の父親が、
一億円を前に、物凄く冷静で、賢明で、謙虚で、
相手を思いやる気持ちを忘れなかったことから、
登場人物皆にすごく好感が待てました。