私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月、アメリカインディアナ州に移住し、家族4人日々奮闘!

私の乳がんについて③

今回は、受けた治療の詳細と現在のフォローについて書きます。

まず、放射線治療は、自宅から40分ほどの病院に月〜金曜日、毎日通いました。
待ち時間に30分程、準備、照射時間に15分程、会計に10分程、
全部で1時間と掛かりませんでしたが、毎日のことなので疲れます。
支払いはその都度行いました。
一回の窓口での負担額は3〜4千円程度だったと記憶しています。
最初にマーキングなんかに1万円程掛かったので、合計すると、11〜12万円程です。
副作用は、半分を超えたあたりから、照射範囲が赤くなりヒリヒリしました。
そして、終わる頃にはただれたようになりましたが、照射が終わると徐々に良くなりました。

放射線治療が終わってすぐに抗がん剤治療が始まりました。
エンドキサンとタキソールの投与です。
初回はアレルギーなどの懸念から入院しての投与となります。
2泊3日しました。
私の場合はアレルギーは特に問題ありませんでしたが、
投与後白血球が減り、白血球を増やす薬、ノイトロジンを注射されました。
制吐剤イメンドというカプセル剤を飲んでから投与のお陰で、治療を通して吐き気を感じることは一度もありませんでした。
ただ、タキソールにはアルコール成分が含まれており、投与後、お酒を飲んだような火照りとふらつきが毎回ありました。
また、私にとって一番厄介な副作用だったのが味覚障害でした。しょうゆや味噌などの塩味が不味くて不味くて、コクは一切感じられず塩味のみ苦く感じました。
煮物系や味噌汁が本当に美味しくなく、食事が苦痛でした。一方、苦手なフルーツが美味しく感じました。
体調は、疲れやすく感じることがよくありました。
脱毛はというと、前もって10万円するウィッグを用意していましたが、4ヶ月の投与では毛が薄くなった程度で、ウィッグを使用するまでにはなりませんでした。
多分もう2ヶ月ほど投与を続ければ脱毛が続き、頭皮が見えてウィッグが必要になっただろうという印象です。
抗がん剤治療には一回の自己負担金は5万円弱です。

抗がん剤治療が終わるとハーセプチン治療です。
こちらも初回は入院しての投与です。
抗がん剤は、がん細胞を攻撃すると同時に正常細胞も攻撃してしまうため吐き気や脱毛が起こりますが、この薬は、分子標的薬と言うだけあって分子レベルで悪い細胞だけを標的にするので、脱毛などの副作用は基本ありません。
特異的な副作用は発熱です。
実際私は熱が出ました。
投与後4, 5時間で発熱し、38度前後の熱が丸一日続きました。
また、もう1つの副作用として心機能の異常が出ることがあるらしいです。
投与前、中、後、投与後半年後くらいに、合計4回ほど心電図と心エコーを受けました。
事実、ハーセプチン後、心臓がおかしいなーと感じることがあるんです。
その都度、専門医の診察と検査を受けていますが、今の所大きな問題はないらしいです。
因みにこのハーセプチン、物凄くお高いです。
一回の窓口支払い5万円越えです。

最後にホルモン治療では、リュープリンで卵巣の働きそのものを止め、タスオミンでエストロゲンによる乳がん細胞の増殖を抑えます。
リュープリンは、1ヶ月に一回、お腹に注射を打ちます。これがまた痛い>_<
リュープリンによって閉経後の体を作るので、ホットフラッシュで急に暑くなったと思えば急に寒くなったり、体温調節がうまく出来ない副作用がありました。
タスオミンは1日1度服用しますが、何度服用を忘れたことか。
ホルモン治療をしていると骨密度が落ちるので、半年に一度程、骨密度の検査もありました。
リュープリンは一本1万円ほど、タスオミンはひと月6千円程です。

あと、何の副作用かわかりませんが、毎年4〜7月頭にかけて具合が悪くなります。怠くて疲れやすくて息切れがする感じ。診察時に医師に申告すると、
「春はそう言う人、多いね。」
ということです。

マイナートラブルは多々あるけれど、私の場合は、いずれの治療でも副作用は強くなく日常生活に支障が無い程度で助かっています。

ただ、お金が…。
高額療養費制度にずいぶんお世話になりました。
がん保険には入っていませんでした。
そこで、治療費を賄うためにがんと診断されてからパート勤務を始めました。
副作用が酷くなく治療と勤務の両立ができたのは奇跡でした。
しかも、職場の人にカミングアウトする事なく乗り越えられたのは、今考えても自分でも信じられません。

現在は、半年に一度のCT検査、乳房のMR(マンモ)を受け、抗エストロゲン剤の内服で治療を続けています。
抗がん剤治療やハーセプチンが終わった時もそうでしたが、無治療になるは少し怖いです。
もちろん治療を終えることが出来れば嬉しいですが、薬をやめると抑えられていたがん細胞が芽を出したらどうしようという不安があります。
内服は術後10年続けるので、あと4年かな。

乳がんは特に術後補助療法が大事だと言われています。
乳がんは早期のうちから身体中に微小転移が起こっていると考えられているので、早期だから大丈夫ということも一概に言えないということです。