私の生きる道 (アメリカインディアナ州)

2016年6月 アメリカインディアナ州に移住

ハウスハンティング ♯4 交渉成立

意思を固め、あの『落ち着く家』にオファーを出しました。
もちろん売り手の提示価格よりも値下げをお願いする形で。
そうしたら売り手は、
「そこまでの値下げはできない。ここまでならできる。」
と返事をくれました。
家族で相談して、売り手の再提示した価格で家に備え付けてある家具類を置いていって欲しいと交渉してみました。
そうしたら、OKでした!

今回の交渉では、この『家具を全部置いていってくれる』というところが、
家具を全く持っていない私達にとっては非常に嬉しくお買い得感満載で、
引っ越しを終えた今も、本当に有り難いと実感しています。
買いに行く手間も省け、費用もかなりの額に登るはずです。
実際、クイーンベッド×2、ダブルベット×1、オットマン付きソファ×4、ブラウン管テレビ×5、
テレビ台、ガーデンテーブル(チェア×4、パラソル付き)、バーベキューグリル、
そのほか、インテリアグッズ、食器、生活雑貨諸々、ワインまで置いていってくれました。
もう、そのままの状態で頂きました。
大きいもので無いのはダイニングテーブルくらいです。

私達が、最終OK出して、売買成立しました。

ちなみにこれらのオファーはリアレーターを通して行いました。
また、オファーを出してからは早いもんです。
期限が決まっていて、買い手がオファーを出したら、売り手は翌日には返事を返さなければいけなく、
返事が返ってきたら買い手はその翌日にはそれに対する返事をしなければいけません。

家が売れると、"for sale"の看板が、"sold"に変わります。
実際に私達が購入した家の看板です。

この後、銀行の立会いのもとペーパーワークです。
ペーパーワークが終わり、頭金が支払いローンを組み終わったら鍵がもらえます。
最終返事をしてから大体10日後にその日が設定されました。

ネット環境整いました

やっとこさネット環境整いました。
テレビも見られるし、WiFiもあるので昨日FaceTimeも出来ました。

アメリカでも様々なプロバイダーがあります。
前回アンテナがないから出来ないと言われたのがMetro Netというところで、
今回はxfinityというところに変えて頼みました。
機械が届いて、主人がセッティングして、
ようやく一昨日繋がりました。

久しぶりのテレビ映像や音声が何だか不思議な感覚で目に耳に響いたのには少し違和感を感じました…。

まだまだ完全に落ち着いたとは言えませんが、
少しずつ時間を見つけてブログを書きたいと思います。

引越しでバタバタ

この1週間、引越しのためてんてこ舞いでした。
ようやく落ち着きつつありますが、
収納スペースを確保して細かいものを片付けたり、
壊れた箇所を直したり、やることはまだまだたくさん。

あと、まだWi-Fiがありません。
6月1日に配線してもらう予定でしたが、
今回引っ越したこの近所はゴルフコースの中にある住宅街で
電柱がなく、
特殊な会社に頼まなければいけないみたいで1から出直しとなりました。

来週中には何とかできるようになると思います。

引越し後の前の家。
一年間お世話なりました。
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チーズにハマっています

アメリカでは、様々な種類のチーズが大容量で売られています。

もともとチーズは好きでしたが、ここ最近火がついて、
チーズをたっぷり使った料理を頻繁に作ります。
確かこのマイブームは韓国料理のチーズタッカンジョンの画像を見てからだったかなぁ。

コチュジャンとチキンを買ってきてチーズタッカンジョンを作った日。
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とろーりチーズを甘辛の鶏肉にたっぷり絡めて。
みんなチーズより甘辛の鶏肉が好きだったようで、
私は鶏肉を皆に譲り、チーズだけで大量にいただきました。
気付いたことは、普通チーズは大量には食べられないものなんですね。
子どもも主人もある程度食べたらチーズはもういい、という感じでした。
私はというと、チーズだけなら底なしです(笑)
どれだけでもいけます。

リコッタチーズをたっぷり使って作ったラザニアの日。
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何気にラザニアを手作りしたのは初めてで、下の子が、
「これ美味しいな。」
と2切れ目をおかわりしました。
私も2切れ、主人は3切れ!

あと、サラダにはドレッシングではなくチーズをふりかけます。

チーズ大好きです。

ハウスハンティング ♯3 運命の家

何件か家を見た中で、一目惚れした家が一件ありました。
そこに住む自分が想像出来るというか、
「この家、多分買うことになるだろう。」
と運命みたいなのを感じていました。
でも、結局のところ、その家を買うまでには至りませんでした。
素敵な家でしたが、
以前に住んでいた人と我が家との価値観の違いが家を見ていてなんとなく感じ、
「ここまで要るかなぁ…。」
と思うような贅沢設備が多かったためです。
その分、面積の割に価格も高めで、思い留まりました。
今となってはあの家、買わなくて良かったかも。

一方、同じ時期に見たもう一件の家。
1度目訪れた時は、いい家だなとは思いましたがそれ程感動することもなく、
でも除外でもなく、
いつまでも候補から外れることなく残っていました。
広くはありませんが価格は前述の家よりも安く、
設備も一般的で私達の身の丈にあった家だなとは感じており、
「主人がもう1回見に行ってみる?」
と提案するものだから2度目見に行きました。

そうしたら、1度目見た時よりも魅力を感じたのです。

1度目見た後、他の家を数件見て回り、
舞い戻ってきたら何だかホッとし、
多分ここよりも落ち着く家は他にないかもと思いました。

子ども達も初めは家が小さいから嫌だとか文句を言っていましたが、
2度目見に行った後は気持ちが変わったらしく、
話し合いをしてみんな賛成で、オファーを出すことにしました。
運命の家はこっちだったのかなぁ。

次のポイントは、オファーでどこまで交渉できるかです。

ハウスハンティング ♯2 モタモタしてたら…

※シリーズで書くと言っておきながら放置しておいたら、
実はもうお引越しが始まりました!(◎_◎;)
ただ記録として残したいので、過去に遡って書いていきます。

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ここからは約2か月半ほど前の話、3月上旬の話です。

前回の家がオジャンになって、引き続き気になる家を何件か見てまわりました。

その中で一件、値段的にもコンディションも申し分なく積極的に考えたいなと思う家がありましたが、
主人が出張で2週間程留守にするので、帰ってからゆっくり考えることにしました。
その家は最近市場に出たばかりで、一般的に家が売れるまでに一年とかかる場合が多いので、
ほんの2週間で売れてしまうはずがないと考えていました。

そうしたら…!

主人が帰ってからリアレーターに確認すると、
「残念ながら、先ほど売れました。」
と。

…。

仕方ない。

この街では、築年数が浅く値段が1,800万円を超える家は中々売れません。
その費用を支払える余裕のある一握りの人にしか開かれていないからです。
逆に古くて安い家の方も中々売れませんが、
1,800万円を超えるような高級住宅よりは幅広い階層の家族にとって手の届く不動産なんでしょうか、まだ売れやすいようです。

アメリカでは、家を買う際に不動産価格の20パーセントの頭金を支払わなければいけない決まりがあります。
全額をローンで支払うことはリーマンショック以来出来なくなったようです。
もし2,000万円の家を買う場合、400万円を一括で支払う必用があるので、
余裕を持って貯金をしていなければ中々厳しいところです。

今回主人の帰りを待たずに売れてしまった家は、値段も一般的で築年数も浅く、状態も非常に良かったため、
異様なスピードで売れてしまいました。

というわけで、引き続き家を見てまわります。
実はもう一件、気になる家があるので、
一度中を見せてもらいましたが、2度目見に行く予定です。

Skinny Bones

今回読んだ本は、
『Skinny-Bones』 by Barbara Parkです。

Skinny Bonesとは主人公Alexのあだ名で、小柄で痩せこけた外見からクラスメイトのT.J.がそう呼びました。
もちろんAlexはそのあだ名で呼ばれることは好きではありません。

Alexは、周りの人を大袈裟な演技と巧みな嘘で信じ込ませる、ちょっとしたトラブルメーカー的存在。
しかし身近な人達はAlexの性格を見抜いているため、もはやその手で事を収めることは難しくなっていました。

一方、T.J.は優等生で運動神経抜群、野球が上手く、先生からも慕われているものの、
自分の特技を鼻に掛ける自慢好きな、何かとAlexを見下すところが『イヤな奴』的な役どころ。

そんな2人が野球のピッチングと試合で戦うことになりました。

AlexもT.J.も、ともに
「自分は好プレーヤーだ。」
と言い張ります。

もちろん、Alexの言い分はウソ、T.J.は本当。
結果、AlexがT.J.に勝てるはずもなく、クラスメイト全員と民放のテレビカメラを前に大恥をかきました。

その翌日は学校でもからかわれ、さすがのAlexも涙を流し始めた時、
学校のスピーカーを通してアナウンスが流れました。
その内容は、Alexが、以前に応募したエッセイコンテストで優勝し、
その賞としてテレビコマーシャルに出演する権利を勝ち取った、というもの。

Alexの母親が、Alexにサプライズで学校のスピーカーを通して伝えてもらうように校長先生に頼んだのでした。

野球試合でドン底に突き落とされたAlexは、このニュースで少しずつ顔を上げると、
今までからかっていたクラスメイトや、叱ってばかりだった先生や、
いつも呆れてさじを投げかけていた母親も皆、
Alexを讃えました。

この本から学んだことは、
人生いつ何時転機が訪れるかわからないこと、
だから辛いことがあっても逃げないこと。
また、大衆は単純に優れた能力や技能をもつ人を凄いと思い讃えるものなので、
よく出来て周りからチヤホヤされている人を非難するのは負け犬の遠吠え。
一方の能力を持った人というのは、褒められるとそれに押されてさらにヤル気も能力も大きく増すが、
態度をも大きくなりすぎないように、少し抑えめにしましょう。
そこんところは実際に有名人になってみないとわからないかもしれませんね。

アメリカの児童向け小説は、
周りから取り残されて自暴自棄になる子どもがある事をきっかけに立ち直っていく、
そういうストーリーが多く、それらを子どもに読ませることが非常に多いです。
4年生のリーディングで読んだ本は全てがそうでした。
取り残される理由はいろいろです。
学習障害、貧困、親なし…。
しかし、全てがハッピーエンドでした。